こんにちは!フリーランス歴9年目の「いが」です。
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当サイトでは、会社や結婚に頼らずに生きていきたい30代独身女性に、私が「フリーランス×Webマーケティング」で月50万円稼ぐまでの挑戦記をお届けしています。
今回は会社員からフリーランスになりたい人に向けて、独立する前に知っておくべき手続きや準備を5つ紹介します。
この5つはいずれも、私がフリーランスになる前には全然意識できていなかったものです笑。
「これ必要なの!? やっば!!!早く準備しなきゃ!!!」と大慌てで対応したんです…!
皆さんにはそんな思いをしてほしくないので、
- フリーランスになりたいけど、何が必要なのかわからない
- 独立時に必要な情報を見逃して失敗したくない
という方はぜひご一読ください!
・フリーランスになった後の活動がスムーズになる
・独立してから「あれ、やっとけばよかった!」と後悔せずに済む
事業用の口座とクレジットカードを作る

事業用の口座開設とクレジットカードの発行。これは、私が「準備しておけば良かったー!!!」と猛烈に後悔している部分です…!
理由①確定申告が楽になる
フリーランスになると確定申告をすることになります。
「税金をいくら納めるのか」を自分で算出し、国に報告するという作業です。
「どのくらいお金を稼いだか」
「そのお金を稼ぐための経費はいくらかかったか」
という支出を記録していくのですが…
この記録の際、
「事業のお金」と「プライベートのお金」が混在すると、「これは事業用、これはプライベート用」と漏れなく振り分ける作業がす・さ・ま・じ・く!面倒になります。
「この口座で入出金があったものは全部、事業用」「このクレジットカードで払っているものは全部プライベート用」と、きっぱり分かれていれば、この憂いはなくなります。
理由②会社員の方が審査に通りやすい
実のところ、フリーランスは会社員に比べると社会的な信用がまだまだ弱いです。
そのため、
- クレジットカードを作る
- ローンを組む
といった場面では、審査に通りにくい傾向も。
会社を辞めて晴れて自由の身になった後に、「クレジットカードが作れない」という悲劇を起こさないために、会社員のうちに審査を済ませておくのがおすすめです。
ちなみに、会社員のうちにクレジットカードを作ってフリーランスになった時は、勤務先変更をクレジットカード会社に知らせる必要があります。
独立後の勤務先変更を忘れずに!
貯金をする

5つの中で私が最も重要だと思っているのが、この「貯金」です。
なぜなら、フリーランスの収入は「どのくらい仕事を確保できたか」で決まり、毎月決まっているわけではないからです。
しかも、「自分が営業を頑張ったからといって、必ず案件獲得できるわけでもない」という不安定さもあります。
また、稼動できるのは基本的に自分一人なので、体調を崩して働けなくなり、収入減!なんてことも大いにありえます。
自分の状況次第で収入は激しくアップダウン。
一方で、家賃や光熱費、携帯代など各種サブスク系の料金は毎月、容赦なく口座から消えていく…!
そんな状況を目の当たりにして、「あぁぁー!!!貯金、超大事!!!」と身につまされたのでした。
生活費の半年~1年分くらいを目安に貯蓄しておくと安心!といわれています。
健康保険・年金の変更手続きをする

フリーランスになると社会保険の切り替え手続きが必要です。
いずれも「退職日から14日以内」と期限があり、私はバタバタと手続きした記憶があります笑。
どちらも役所の窓口で手続きを行うので、2つまとめて対応できるとスムーズです!
健康保険
会社が加入している健康保険を脱退し、役所で国民健康保険に加入する手続きをします。
それまで勤めていた会社の健康保険を2年間、継続することも可能ではあります。
ただ、この場合、これまで会社が負担してくれていた分も含めて全額、自腹になるので、会社員時代の2倍の額を払うことに…!
金額を考慮して選択するのがベターです。
年金
会社が加入していた厚生年金を脱退し、役所で国民年金に加入する手続きをします。
年金には健康保険のように「会社の保険を2年間継続」という制度がないので、国民年金に加入することになります。
開業届と青色申告承認申請書を提出する
フリーランスとして活動スタートする時、次の2つの書類を税務署に提出します。
2つまとめて提出できるので、一緒に届け出できると楽です!
開業届

新しく事業を始めたことを届け出る書類です。
実は「提出しなかったら罰則!」というわけではないのですが、後述する青色申告(節税しやすい確定申告の方式)を行いたい場合は開業届が必要です。
「開業日から1ヵ月以内」という提出期限があります。
フリーランスとしてスタートした直後はやることも多くてバタバタしがちですが、提出される際は予定に入れるようにしておいてくださいね!
青色申告承認申請書

フリーランスになると行う確定申告には「白色申告」「青色申告」の2種類があります。
そのうち、「青色申告」を選びたい場合に提出する書類です。
「白色申告」「青色申告」の違いは、所得控除の金額。
確定申告の際には次のように計算して、課税される金額を決めます。
「収入ー経費=所得金額(儲けた金額)」
この所得金額からお金を差し引けます!というのが所得控除です。
・白色申告:10万円控除
・青色申告:最大65万円控除
青色申告の方が圧倒的に節税できて、お得ですよね。
なお、青色申告はお得な分、白色申告よりも「書類作成が難しい」「必要書類が多い」といった面もあります。
・提出期限は開業から2ヵ月以内
・青色申告をしたい年の3月15日までに提出が必要
ちなみに私はフリーランス初年度に青色申告の申請が間に合わず…。確定申告の説明会で税理士さんに「えぇ~!もったいない~!」とものすごく残念がられた経験があります。悔しかったです…!
フリーランス1年目から青色申告をしたい場合は、こうした事情も考慮して独立時期を考えられると良いですね。
提出先は住所により異なる
自宅で仕事をする場合は、自宅の住所地を管轄する税務署が提出先となります。
国税庁のサイトで「郵便番号」「住所」から管轄税務署を探せるので、提出前に必ずチェックするようにしましょう。
会計ソフト

上に挙げた青色申告で確定申告をする場合、「複式簿記」という方法でお金の流れを記録することになります。
複式簿記は高度で専門知識も必要ですが、会計ソフトを使うと、初心者でも複式簿記での記録が可能に。
ガイドに沿って数字を入力するだけで必要書類が作れるので、私もフリーランスになって以来、ずっとお世話になっています。
確定申告用の書類が作れるソフトは基本的に有料。
ですが、とても助かっているので「おかげさまで青色申告ができます!ありがたや~!」と思いながら費用をお支払いしています笑。
確定申告時期だけでなく、日頃の事業資金の管理にも使えます。
フリーランスとして活動スタートすると同時に導入できるととてもスムーズです!
まとめ:フリーランスになるにはお金のことを絶対に意識!
「独立する前に知っておくべき手続きや準備」を5つ紹介してきましたが、ほぼお金の話ばかりとなりました笑。
フリーランスはお金まわりのことをすべて自分で対処する必要があり、独立時にはそのための準備がいろいろ必要です。
フリーランスになってから知ったら正直パニックになりそうですが、事前にわかっていれば心構えもできます。
今回紹介した内容をもとに、独立に向けた準備を進めていただけたら嬉しいです!