Webマーケティング

【文字単価1円以下の人へ】Webライターが頑張っても稼げない理由と、この地獄から突き抜けるための戦略

こんにちは。
ライター経験10年以上、フリーランスで活動している「いが」と申します。

あなたには、こんなお悩みありませんか?

・1記事を頑張って書いても、報酬は2~3,000円程度
・でも書き続けないと稼げないから、睡眠を削って今日も書いている
・好きな仕事で自由に働けると思ったのに、Webライター生活がしんどすぎる

時間や場所に縛られないキラキラした働き方をしたくて、副業からWebライターをスタート。お仕事をいただけるようになったので、専業ライターになったものの、現実は書いても書いても稼げず、毎日消耗するばかり。こんな方は多いのではないでしょうか。

ここで、大事なことをお伝えします…。

よく見る「Webライターで稼げない理由〇選!」みたいな記事には、この問題を根本的に救う方法はほとんど書かれていません!

こうした記事に書かれているのは、この地獄のような現実を「ちょっとマシにする」くらいの方法です。単価はちょっと上がるかも知れませんが、基本的に「記事を量産しないと生活できない消耗戦」は続きます。

では、どうすればいいのか?実は私、その答えに最近辿り着いたんです。

というのも、私も皆さんと同じように低単価で疲弊してきた一人。ライター経験は長いですが、その実態は最低限の暮らしを維持する超低空飛行だったので、ずっと突破口を探していました。そうして、やっと見つけた答えです。

「頑張っているのに稼げない、根本的な理由を知りたい」
「この状況から抜け出して、Webライターとして成功したい!」

そんな方はぜひ、最後まで読んでみてください。

稼げないのは「Webマーケティング」の視点がないから

まず、Webライターが頑張っても稼げない、その本質的な理由をお伝えします。

WebライティングはWebマーケティングの一部

結論。稼げないWebライターに足りないものは、「Webマーケティング」です!

Webマーケティング…?え?何?セールスってこと?

という方も当然いると思うので説明します。

Webマーケティングとは、Webでお客さんを集め、売上を上げるまでの仕組みをつくることです。(厳密には商品を作るところから含まれます)

企業のWebメディアやブログでの発信もWebマーケティングの一つ。つまり、Web上の文章を作るWebライターは、Webマーケティングの一部を担っているということなんです。

クライアントは集客・売上のために記事を依頼している

え、でもWebライターの仕事は、わかりやすく読みやすい文章で、読者に情報を届けることでしょ?

集客とか売上とか、クライアントがやることだと思うし、Webライターは気にしなくていいことなんじゃないの?

私もそう思っていた時期がありました。確かに現場でWebライターに求められているのは、

  • 文章の伝わりやすさ、わかりやすさ
  • 文章表現の面白さ
  • (取材案件なら)企画にふさわしい情報を引き出せること
  • (専門性のある人なら)専門性を発揮した独自の文章
  • その他、表記の統一などルールを守ること

などでしょう。

しかし、クライアントには多くの場合、「集客したい」「売上につなげたい」といった課題があります。そして、記事を通じてその課題が解決されること(=集客でき、売上につながること)を心底望んでいます。

成果を出せるWebライターは、少ない労働量で多く稼げる

クライアントから記事を依頼される時、次のような情報を共有してもらうことが多いと思います。

・その記事で達成したい目的
・キーワード
・どんな人に、どんな記事を届けるか
・想定タイトル
・見出し、構成案

これらは記事を通じて集客や売上につなげるために、クライアントが戦略を練ったものです。

もちろん、クライアントはWebライターには「ただ文章を書いてくれればいい」というスタンスで、「集客・売上の結果までは求めていない」というパターンが多いでしょう。

しかし、

・クライアントの戦略の意図を理解できる
・成果につながる企画や構成を提案できる
記事を通じて目的達成ができる

こんなWebライターがいたなら、クライアントは喜ばないわけがないのです。なぜなら、Webライターは飽和状態と言われる中で、「結果が出せる人」はほんの一握りだから。

「依頼された通りにきれいな文章を書ける人」はそこら中にいて、希少価値が低い上にお金も生み出さないので、単価は低くなってしまいます。

一方、「記事を通じて集客や売上につなげられる人」は、ものすごく求められているのに、非常に少ないです。こうした「需要があるのに供給が少ない」ところで戦えると有利です。

自分で値段を決められる
・企業も「結果が出せる」ことに安心し、十分に予算を取って継続依頼してくれる

こんな人材になれると、「何十本も書いて数万円」から「1本書いて数万円(依頼も絶えない)」状態も実現可能になります。

「文章を書くだけ」だったライターの末路

集客や売上に貢献できる人が稼げるのはわかったよ。でも私は、文章表現を追求するようなクリエイティブな仕事がしたくてWebライターになったんだよね。
集客や売上の部分に関わるのは、ちょっと興味ないかも。

その気持ち、わかります。正に過去の私です笑。

私もただ文章を書くだけのライターでした

偉そうにこんな記事を書いていますが、私も長らく、「依頼された通りに文章を書くだけのライター」でした。

昔のいが
昔のいが
クライアントが企画したものに沿って、その通りに執筆するのが仕事!集客や売上の部分は自分には関係ない。ライターは文章を書く仕事だから!

こんな姿勢やマインドだったので、

  • 案件が長続きしない
  • 商談をしてもあまりうまくいかない
  • 継続できても大きくは稼げない
  • 企画をしてもクライアントの反応はイマイチ

という状態でした。

そんな中、少しずつわかっていったことがあります。それは、「クライアントが集客や売上を求めるなら、そこに応えられる人になることが、稼ぎ続けるための秘訣」だということです。

その気づきに至った象徴的な体験談を一つ紹介します。

何の成果も出せなかった私と、読者を行動させたもう一人のライター

クライアントが自社サービスの集客を目的に、私ともう一人のライター・Aさんに記事制作を依頼したことがありました。

私はプレスリリース記事を、AさんはSEO記事を依頼されました。

私はただ、プレスリリースの型に沿って、情報を当てはめて納品しただけでした。当然、そのプレスリリースがきっかけで問い合わせが入るなど、なにか状況が動いた様子はありませんでした。

一方、Aさんは検索上位を獲得するために、企画からSEO対策まで綿密に戦略を立てていたようでした。その結果、記事は見事に検索上位に表示され、その記事をきっかけにした成約を何件も獲得。

Aさんの記事を読んだのがきっかけで、このサービスに申し込みました!

というお客さんの声もよく聞かれました。

プレスリリースとSEO記事という違いはありますが、たとえ私がSEO記事担当だったとしても、ここまでの結果は出せなかったと思います。

Aさんはその後、一人のライターとしての枠を飛び越え、クライアントのビジネスパートナーのような立ち位置にまで出世。仕事が絶えない状態が続いています。

当時、「集客や売上に貢献する」という意識まで持てていなかった私は、「なんであの人ばっかりうまくいって、引き上げられているんだろう」と疑問に思っていました。

しかし、今クライアントの目線に立てば、Aさんのような結果を出してくれる人にお金を投じたいのは明白。

私がライターとして稼げない状態が長く続いてきたのは、クライアントが真に求める仕事をできていなかったから。とても単純な話なのでした。

集客・売上につなげる、3つのWebマーケティングスキルと学び方

今、私は「ただ文章が書けるだけ」の状態から脱し、結果を出せる人になるために、スクールでWebマーケティングを学んでいます。

Webマーケティングといっても、そのスキルは多岐にわたるのですが、中でもWebライターのレベルアップに特に活かせるもの3つと、その学び方を紹介します。

①SEO

ご存知の方も多いと思いますが、SEOはGoogleなどの検索エンジンで記事を上位表示するための対策のことです。

SEOは「なんとなく難しそう」と避けてしまうWebライターは多いです。

しかし、ライターAさんの事例のように、クライアントの集客や売上にダイレクトに貢献できるスキルのため、身につけない手はありません。

なお、Googleなどで自ら検索する人は「これが欲しい」「ここに行きたい」などの欲求が既に高く、最も売上に近い人たちです。その人たちに届く記事が書ければ、クライアントの目的達成にも近づけます。

②コピーライティング

人に行動を促す文章のことを「コピーライティング」といいます。

「商品の購入ページに飛んでもらう」「無料相談を予約してもらう」など、お客さんになにかアクションをしてもらいたい時に使われます。

これはゴリゴリに営業をかける文章を書くというものではありません。

「お客さんの欲求を刺激し、『欲しい!』という気持ちを高めて、行動してもらう」ライティングです。

私はコピーライティングを学んだ後、世の中の広告や商品紹介ページなど、あらゆる場所にこの技法が使われていて驚きました。これも集客や売上に直結するため、クライアントのためにぜひ磨いておきたいスキルです。

③コンセプト設計

記事を書くだけでなく、「メディアのコンセプト」まで意識できたり、関われたりすると、よりクライアントの成果に貢献できる人になれます。

Webメディアやブログなどは、

誰を
どんな未来に連れていくために
どんな情報を届けるのか

という「コンセプト設計」がされています。このコンセプトをもとに各記事が企画され、集客や売上につなげられるように運営していきます。

コンセプトは多くの場合、クライアント側で練ります。しかし、

・今のコンセプトでは成果につながりにくい
・クライアントの企画がコンセプトに合っていない、目的を達成できそうにない

といった、メディアの目的や企画レベルでの調整が必要だと気づけるWebライターは、そこまで深く入って提案することができます。

そして、そこから集客・売上につながるなど成果が出れば、クライアントはあなたのことを手放せなくなるでしょう。

Webマーケティングの学び方

独学(無料~低コスト)

  • YouTube
  • 書籍
  • ブログ
  • X(Twitter)

などで、Webマーケティングに関する情報を取得する方法です。

無料~少額で基礎的な情報は把握できますが、自分で実践に落とし込むのが難しいという面もあります。

スクール・講座(有料)

費用を払い、Webマーケティングのプロに直接教えてもらうという方法です。

体系的に学べて、講師に質問もできるため、遠回りせずに着実に成長できます。「知識は得たけど実践できない」という壁も、講師に伴走してもらうことで乗り越えやすくなるというメリットも。

私も有料スクールに参加して学んでいます。まとまった費用を払うという痛みを伴いますが、だからこそ真剣に取り組めている感もあります。

本気でスキルアップしたい人は有料スクール・講座を検討してみるのも一つの手です。

まとめ:稼げるWebライターは、クライアントの成果を出せる人

本記事では、このようなお話をしてきました。

・クライアントは集客・売上のために記事を依頼している
・読みやすい文章が書けるだけでは、成果につながらず価値が低い=単価も低い
集客や売上につなげられるWebライターこそ重宝され、稼ぎ続けられる

きれいでわかりやすい文章ももちろん大事だと思います。しかし、クライアントに真に貢献するには、「その記事を書くことによる成果」が重要です。

本記事が、皆さんの今後のスキルアップの参考になれば嬉しいです。

なお、私はスクールで学んだWebマーケティングのノウハウを、当サイトで発信しています。Webマーケティングについてもっと知りたい方は、他の記事もぜひチェックしてみてくださいね。