こんにちは。
独身でフリーランスとして活動している「いが」です。
あなたには、こんなお悩みありませんか?
・独身だからと、子どもが熱を出した同僚の仕事を引き継ぐことになり、今日も残業
・職場は既婚者ばかり。飲みの席では上司から「売れ残り」といじられる
・その場では愛想笑いでやり過ごすけど、帰り道には一人ひっそり泣いている
令和になった今は、「結婚するのもしないのも、子どもを持つ・持たないも自由」という空気になってきています。
でも、リアルな人間関係の場では「結婚=幸せ、正解」という価値観が強いのも事実。独身者が「価値観の押しつけ」「嫌がらせ」「既婚者を優先するような態度」などに傷つく場面は少なくありません。これは「シングルハラスメント」といわれ、ネットでは職場での事例が特に多く見られるように思います。
でも大丈夫!そのモヤモヤ、あなただけじゃありません。34歳独身の私もばっちり経験しています笑。また、このモヤモヤに対処する方法もいくつかあります。
そこで本記事では、「職場のうざいシングルハラスメントあるある&辛い時の対処法4選」を紹介します。
・これまで感じていた辛さやモヤモヤは自分だけじゃない!と安心し、心が落ち着く
・この状況から抜け出す対処法を知ることができる
あなただけじゃない。よくある職場のシングルハラスメント
職場のシングルハラスメントの事例を調べ、特に多く見られたものをまとめました。あなたが経験したものも、この中にありますか?ちなみに私は全部経験があります…!
よくあるシングルハラスメント
「独身だから」と仕事を押し付けられる
- 「独身だし、残業できるよね?」
- 「〇〇さん、お子さんが熱出したって。〇〇さんの仕事を引き継いでほしい」
- 「子どもがいない人は時間があるし、気兼ねなく働けるよね」
など、既婚者(特に子どもがいる方)よりも時間に余裕があると勝手に決めつけられ、既婚者優先のスケジュールを強要される時も。
既婚者や子持ちの人が「家庭があるから」と残業や休日出勤などを免除され、独身者にしわ寄せが来るといった現象は近年、X(旧Twitter)でもトレンド入り。「子持ち様」というネットスラングが話題になったほど、多くの職場で問題になっています。
この場合、既婚や子持ちの人もまた、多くが「罪悪感を覚えながら他の人に仕事を託している」という面も。
既婚や子持ちの人が押し付けているというわけではなく、
・「独身だから」という理由で仕事を割り振る人(上司など)
・仕事を引き受けた人へのインセンティブなどがない会社の体制
・新しい人を雇う余裕がない職場の状況
などが、問題視されています。
結婚しない理由をしつこく聞かれる
- 「結婚しないの?」
- 「まだ結婚してないの?」
など、結婚しない理由を執拗に聞かれるパターン。「プライベートを詮索しないでほしいなぁ…」と思いながらも、人間関係が悪くなるのを恐れて、無理やり笑顔で受け流すことも。
結婚しないことによる不安を煽られる
- 「子どもを産むなら早いほうがいいよ」
- 「出産にはタイムリミットがあるよね」
- 「一人だと病気した時や老後が不安だよね」
- 「孤独死するかも」
といった、「結婚→出産ルートこそ正義!」「そこに当てはまらない人はおかしい!」とでも言わんばかりの価値観の押しつけも。相手は軽いコミュニケーションのつもりなのかも知れませんが、その人生を選んでいない独身者には不快でしかありません。
業務上の失敗などを結婚に結びつけられる
- 「だから結婚できないんだよ」
- 「もっと愛想よくしないと、誰ももらってくれないよ」
- 「そういうところがあるから、売れ残ってるんだよ」
仕事でミスをした時など、プライベートのことを引き合いに出されることも。仕事と「未婚か既婚か」は関係なく、言いがかりでしかないと思います。
「結婚」に絡むイベントなどで話題にされる
- 「次はあなたの番!」
- 「結婚ラッシュだね。あなたもそろそろ?」
- 「あなたも早く幸せにならなきゃ」
同僚の結婚式や、寿退職する人の送別会、スタッフが産休に入る時など、「結婚」を意識するようなムードが職場に流れた時、未婚者として話題に上げられることも。
辛いのは、「欠陥品」扱いされること
シングルハラスメントを受けて、独身者の心がズタズタに傷つく理由は、「自分の価値を否定されたように思えてしまう」から。
独身だからと、
- 「結婚・出産してること=正義」という価値観を押し付けられたり
- 既婚者よりも優先度低く扱われたり
こういった状況が何度も重なると、自分のこれまでの人生や価値観などを否定されたような気分に。上に挙げたような様々な言葉やシーンから、「独身=欠陥品」という周囲の圧を感じて、それに対して怒りや悲しみを覚えているんです。
このような環境では、
・自分が間違ってるのかな?
・自分は劣ってるの?
・自分はなにかが欠けている?
と、自己肯定感の低下やメンタルの不調にもつながりかねません。
シングルハラスメントへの対処法
では、この辛いシングルハラスメントにはどう対処したらよいのでしょうか。
残念ながら、上司や同僚など他人は変わらないと思った方が良いでしょう。自分が変わることでしか、この状況は改善できないと思います。
本章では、シングルハラスメントへの対処法を4つ紹介。それぞれ、
・難易度(取り組みやすさ)
・問題解決度(シングルハラスメントが解消されやすいか)
の指標も合わせてまとめました。自分にできそうなもの、興味があるものはないか、チェックしてみてくださいね。
ユーモアのある言葉で返す
相手の言葉を真正面から受け止めず、ユーモアを交えて軽く受け流すという方法です。
例えば…
・「結婚しないの?」→「今は自分磨きの期間です」
・「結婚しないと人生終わり」→「むしろこれからが本番です!」
・「独身って寂しい老後になるよ」→「今から楽しい老後を計画中です」
など。相手はあなたの反応に拍子抜けして、それ以上踏み込んでこなくなることも。
「不快ですと伝える」「無視する」などの方法もありますが、ポジティブにやり取りできた方が、職場の人間関係も円満に保たれやすいです。いざという時に使えるよう、言葉をいくつかストックしておくと良いでしょう。
表現が思い浮かばない人は、ChatGPTに聞くのもオススメ。自分では思いもよらなかった斬新なアイデアを何個でも出してくれます。実は、上で紹介しているものもChatGPTのアイデアです!
■利用方法
①アプリをダウンロードする
・iPhoneの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Play ストアに行く
・「ChatGPT」または「OpenAI」と検索
・「ChatGPT」をダウンロード
②アカウントを作成する(またはログインする)
・初めての利用なら「Sign up(新規登録)」を選択
・メールアドレス・Googleアカウント・Appleアカウントなどで登録
③チャット画面に質問を入力する
・話し言葉でフランクに入力する形でOK。
・例:「上司に『なんで結婚しないの?』と言われて困ってる。うまい切り返し方は?」
会社以外の居場所をつくる
職場以外に、自分の居場所や価値観を共有できるコミュニティを持つという方法です。「職場の人間関係がすべてじゃない」「仕事が終わったら仲間に会える」と思えれば、心の支えになります。
- 趣味のサークルや習い事(料理、ヨガ、語学、アート、音楽など)
- オンラインコミュニティ
- 推し活
- ボランティア
など。
最初は一人で参加することに抵抗があるかもしれませんが、一人で参加する人は多いですし、主催者がいれば初めての人に配慮してくれることも。
転職する
職場の人間関係から物理的に離れるには、「転職」という方法も。今の環境に居続けることでメンタルを病みそうなど、事態が深刻であれば、特に有力な選択肢です。
ただし、転職には注意点も。それは、「必ずしも次の職場で独身へのいじりやハラスメントが全くないとは限らない」ことです。
面接や選考前のリサーチだけでは、その会社の雰囲気や人間関係まではなかなか見えないもの。
「今の職場からは離れられるけれど、快適に働けるかは入社してみないとわからない」という面は意識しておくと良いでしょう。
スキルアップをする
新しいスキルを身につけ、今の会社で働く以外の選択肢を広げられるようにする方法です。
例えば、
- 生成AI
- Webマーケティング
- Webライティング
- Webデザイン
- SNS運用
- 動画編集
- プログラミング
など。
実はこの「スキルアップをする」という方法、
・「ユーモアのある言葉で返す」よりも会社で過ごしやすくなる
・「会社以外の居場所をつくる」ことも可能
・「転職する」場合も転職市場でより有利に
という、ここまでに紹介してきた3つの方法よりも有力。本記事で紹介するシングルハラスメント対処法の中で、私が最もオススメしたい方法です。
スキルアップがハラスメント対策になる理由
■心にゆとりが生まれる
「この会社しか自分の居場所がない」という思い込みがなくなり、「いつでも辞められる」という心の余裕が生まれます。この余裕こそが、相手の無神経な言動に過剰に反応せず、自分の心を守る最大の盾になります。
■転職先をより選びやすくなる
専門的な知識やスキルがあると、転職市場での価値が高まるため、もし転職活動をすることになった場合も大きな武器に。
これは、自分の能力や価値観に合った、自分がより尊重される環境を選びやすくなる可能性があるということ。単に「ハラスメントがない職場を探す」という「逃げ」の転職というより、より良い未来を掴むための「攻め」の転職になりうるポテンシャルがあります。
■副業・フリーランスの道も拓ける
スキルがあれば、会社員以外の働き方「フリーランス」になるという道も選べるようになります。会社に雇われず、個人で仕事を受注して働く道です。今の職場に勤めながら、副業から小さく始めることもできます。
ハラスメント対策におけるフリーランスのメリットは、「一緒に働く人を選べる」ことです。
フリーランスは会社員と違い、受ける仕事を自分で選べる(嫌な仕事は断れる)という特徴があります。この特徴を活かせば、もし嫌な人間関係にぶち当たってしまっても、「その仕事を断る」という形で人間関係を断ち切れます。
会社員とフリーランスの違いは、こちらの記事を参考に!
合わせて読みたい:会社員とフリーランスの違いは?メリット・デメリットを徹底比較します
スキルの学び方
① 興味があることを探す
いきなり「何を学ぼう?」と考えても、ピンと来ないと思います。そこで、まずは「自分がワクワクするもの」を探してみてください。
- YouTubeや本屋でつい見てしまうテーマ
- SNSでの気になる投稿
など。
なお、この「興味があること」は「得意なこと」でなくても大丈夫です。「できるかわからないけど、なんか面白そう」から始めるのがポイントです。
② 興味が湧いた分野を調べてみる
少しでも気になるものを見つけたら、詳しく調べていきましょう。まずは無料の情報でOKです!
- YouTubeで「Webデザインとは」など興味を持ったテーマを検索して関連動画を見る
- noteやブログで、実際に学んだ人の体験談を読んでみる
- 無料体験レッスンをしているスクールがあれば参加してみる
③ 学びたいことが決まったら、有料講座やスクールで本格スタート
「これなら続けられそう」「ワクワクする」「やってみたい」と思える分野が見つかったら、有料の講座やスクールでプロに教えてもらうのがオススメ◎
高額な講座は焦らず、無料体験や口コミをチェックして比較検討するようにしてくださいね!
まとめ
本記事では、「職場のうざいシングルハラスメントあるある&辛い時の対処法4選」を紹介してきました。
今は「結婚してもしなくても、子どもがいてもいなくても、人それぞれ」という空気は流れてきてはいます。しかし、世の中には様々な人がいるので、職場の人全員がこの価値観に染まることはないでしょう。(それはそれで、価値観の押しつけになってしまいますね)
そこで大事なのが、「この職場は居心地が悪い」と思った時に、自分の心を守るために、自分で行動して対処していくこと。オススメは、スキルアップをして、その後の働き方の選択肢を広げておくことです。
あなたが、「独身だから」と誰かに傷つけられることなく、自分の価値観を大事にしながらいきいきと働ける、そんな未来を願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!